フランスの郵便局がまたやってくれました

フランスの郵便局はよく荷物をなくしてしまう。

ネットで購入した古本は、私の感覚だと10冊に1冊くらいの割合で届かない。

そして今日また不幸がおとずれ、本が一冊なくなった…

なくなったのは、カミーユ・モークレールという作家が書いた『死者たちの太陽』という小説。1898年の刊行で、私は状態のあまり良くない革張り製本の初版9刷を買った。

J'ai perdu le livre (à caude de La Poste française) : Camille Mauclaire, Le Soleil des morts, Librairie Ollendorff, 1898 (9e édition).

古書屋さんから購入した品なので、郵便局がやらかしたと考えられる。

昔からフランスの郵便局はちょっと…というのは有名だけれど、フランスの郵便局を小馬鹿にした動画を見つけたので、リンクを張っておきます。

コントのつもりなのだろうけれど、実際にフランスの郵便局はこんな感じなので、あたかもドキュメンタリーのように私の目には映ります(フランス語がわからなくても、ひどさは伝わると思います)。

www.youtube.com

 

インスタフル稼働

今年はインスタを活用してパリの写真をたくさんアップしています。有名な町の風景(名所とか)よりも、なるべく日常生活で触れられるものを中心にあげているのですが、気づいていました? パリの親友とご飯を食べたり、お付き合いで会食することがあるので、料理の写真も多くなっています。

昼間の写真ばかりのように思うかもしれませんが、実は図書館から帰った後の、夜8時以降にほとんどの写真を撮っています。今の季節、9時半くらいまでは空が明るいのです。出張中なので、朝から晩まではお仕事。図書館や資料館、こちらの研究者と打ち合わせをして過ごす時間はとても貴重です。普段日本では見れない資料もたくさん閲覧しています。

学生にパリの写真を見てもらって、フランスに行ってみたいと思う人がもっと増えたらいいな、と思ってます!

パリ祭(14 juillet)

フランスの革命記念日を祝ってパリ祭を山形大学で開催!

参加してくれたのは、1年生のフランス語履修者を中心に30名弱。

理学部、農学部、工学部、地域教育学部人文学部(法経政策学科、人間文化学科)のクラスから、学生たちが参加してくれました!

持ち寄ったお菓子を食べながら、ギターの伴奏でシャンソンを歌ったり、フランス語でビンゴゲームをしたり、フランス語の早口言葉を練習したり、盛りだくさんな内容。ビンゴで景品をゲットすべく、数字は動画を見ながら復習もしました。

なぜパリ祭を企画したかというと、授業以外でもフランス語に親しんで欲しかったからです。

日本でパリ祭を開くアイデアは、澁澤龍彦というフランス文学者から拝借しました。彼はまだ無名の頃に、仲間を集めてパリ祭の日に新宿御苑で飲み会を行っていたらしいです。

当時はまだフランスに行くのに莫大なお金がかかりました。だから彼はパリに対して強い憧れをもっていました。山大の1年生もまだフランスに行ったことがない人ばかりで、私の中で状況が重なって見えたんですね。

また来年もパリ祭ができたらいいな、と思います!